機械の四方山話
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厨房排水管に使用されるGRPパイプ

厨房排水配管を選ぶ際には耐熱性に優れているものを選ぶ必要があります。

GRPパイプは、マイナス10度から100度まで耐えられるので厨房排水などの過酷な環境下においても充分な耐久性を持っています。

またガラス繊維で樹脂が強化されているので他の熱可塑性合成樹脂製品に比べて劣化していく速度は緩やかです。

内層はPP樹脂のみとなっているのでPPと同様の耐食性能も有しています。

熱膨張係数は他のプラスチック管材に比べて非常に小さいのでラック配管や露出配管を希望する場合には最適な構造となっています。

GRPパイプの施工方法は、パイプの外面と継手の内面を熱で溶かして差しこむ方法、パイプ差込の部分をPP溶接棒で溶接する方法と熱線埋込ソケットに専用の装置で通電することによって接合界面を溶かして接続する方法があります。

GRPパイプを使用した厨房排水管に対しては電気融着式工法が採用されているので、確実な施工管理が行われています。